ラム酒の紹介

ネグリタ-Negurita-フランス系ラム酒のおすすめ

  1. HOME >
  2. ラム酒の紹介 >

ネグリタ-Negurita-フランス系ラム酒のおすすめ

ラムちゃん
すみません!ネグリタのラム酒について教えてください!

本日はフランス系ラム酒の代表、ネグリタについて紹介します!

また、ネグリタを実際に飲んだ感想もしていますので、ラム酒選びの参考になれば幸いです。

ネグリタについて

ネグリタは世界で最も売れているフランス系のラム酒です。

2019年のラム酒販売数のランキングでは、100万ケース(1ケース12本ぐらい)で世界10位の売り上げを記録しています。

素晴らしいですね。

また、ネグリタは1905年(明治38)に日本へ、最初に紹介された記念すべきラム酒です。

この年は日露戦争が終結した年で、日本国内で凱旋パレードが行われていました。

ネグリタの当時の社長が長崎から東京へ行こうとしたのですが、凱旋パレードのおかげで、東京へたどり着けなかったエピソードがあります。

ちょっとかわいそうですね。

日本ではマイヤーズというラム酒が、お菓子作りに使用されることが多いですが、フランスではネグリタが圧倒的支持を得ております。

ボトルの裏面にはカヌレなどの、焼き菓子のイメージ写真があります。

ネグリタを所有する会社

ネグリタを所有している会社について紹介します。

BARDINET バーディネー社

バーディネー社は1857年にフランスのリモージュ(Limoges)で設立されました。

創設者のポール・バーディネーは、安定した品質でラム酒を生産することに成功しました。

1886年にネグリタが商標登録され、世界中で愛されるラム酒と成長していきます。

1895年にはポールの息子のエドゥアール・バーディネーが事業をボルドーへ移し、スコッチウイスキーや他のラム酒も保有していくようになります。

現在では、ネグリタを含め、数々のブランドを有する会社です。

バーディネー社の代表的なラム酒はデパズ/ディロン/バリーとマルティニーク島の有名なラム酒ばかりです。

1993年にバーディネー社はLa Martiniquaise社の一部になりました。

La Martiniquaise マルティニケーズ社

La Martiniquaise社はマルティニーク島のセント・ジェームスを扱っているので、バーディネット社とマルティニケーズ社はフレンチラムを代表する会社です。

ラム酒の他には、有名なウイスキーの銘柄で、ラベルファイブLABEL 5、グレンターナーGLEN TURNER、グレンマレイGLEN MORAY、カティサークCutty Sarkがあり、ポリアコフPOLIAKOV(ウォッカ)等も所有しています。

ラム酒/ウォッカ/ウイスキーの3つの分野で100万ケース以上売れた銘柄を所有している、世界中でも数少ない企業の内の一つです。

ドーバー洋酒貿易(株)

日本ではドーバー洋酒貿易(株)がネグリタを直輸入しており、セント・ジェームス/ディロンも販売していることから、バーディネット社とLa Martiniquaise社と繋がりがあるようです。

ドーバーはお菓子作りで使用するミニチュアサイズのラム酒が有名で、スーパーでよく見かけます。

ネグリタの特徴

次にネグリタの特徴を紹介していきます。

ボトルデザインの少女【ネグリタ】

ネグリタラム酒の特徴といえば、ボトルのラベルに描かれている混血の少女 ネグリタ のことでしょう。

今やバーディネー社のシンボルにもなっております。

ネグリタが商標登録されたのは1886年、始めは隅っこに少女のデザインが書かれていましたが、人気とともにラベルの中央に描かれるようになりました。

フランス内の広告関係では、最も古い画像のひとつがネグリタといわれています。長い歴史を感じさせますね。

原材料

ネグリタはカリブ海のサトウキビを使用しており、サトウキビの絞り汁とモラセス(糖蜜)を使用しています。

一部からはアグリコールラムであると信じられてきたようですが、モラセスも入っているので正式なアグリコールラムではないです。

カリブ海のマルティニーク島などで蒸留したラム酒を、フランスのボルドーへ運びオーク樽で熟成させています。

ネグリタの銘柄

ネグリタ

最も人気の銘柄で、これぞネグリタです。

香りが独特でまさに、ラムの貴婦人。エレガントなラム酒と評されています。

しかし、正直なところ、このラム酒は好き嫌いが分かれるラム酒でもあります。

理由はその独自の芳香にヨード臭(ヨウ素)がするからです。

ヨード臭とは、海藻や潮の香と表現されます。

また、正露丸のような化学薬品(消毒薬等)の香りとして表現されます。

正露丸と聞いて一瞬身構える人もいらっしゃるかと思いますが、好きな人にはたまらない香りなんです。

ウイスキー界隈でいえば「ラフロイグ」が正露丸の香りで有名ですね。

ラム酒界隈ではネグリタの優雅な香りが絶賛され、世界中で愛されています。

味は重くもなく軽くもありません。

香りの特徴が一気に鼻から抜けるので、味が香りに抑えられている珍しいラムかと思います。

香りが特徴のラム酒なんですが、ハイボールにして飲んでみると、他のハイボールとの差が分かりやすい。

そして、おいしい。

優雅な香りを楽しめるラム酒です。

また、

お菓子作りに普段マイヤーズなどのラム酒を利用しているかたは、ネグリタを使用すると普段とは違った味に仕上げることもできます。

■アルコール度数:容量:価格

・37%、700ml、3000円前後

ホワイト

ホワイトはモヒートなどのラムベースのカクテル用として親しまれています。

ドーバー社の公式サイトには、バーディネー社との契約をむすび、国内でボトリングしたラム酒と紹介があります。

多少は日本人向けにブレンドされているかと思いますので、いつか飲み比べをして紹介します。

■アルコール度数:容量:価格

・37%、1000ml、3000円前後

ダブルアローム

ネグリタのエレガントな香りより、二倍の香りが特徴的な銘柄です。

ネグリタダークと同じく、フランスのボルドーで熟成、ブレンドさせたフランス系のラム酒。

■アルコール度数:容量:価格

・54%、1000ml、4000円前後

まとめ

ネグリタのまとめです。

■2019年度で世界10番目に多い販売数を記録

その数なんと100万ケース(12本で1ケース)

■1905年に初めて日本へ輸入されたラム酒

■カリブ海のいくつかの蒸留所の原酒をボルドーへ運んでいる。

■香気高く独特の風味(ヨード臭)がある為、好き嫌いが分かれます。

■好きな人は癖になること間違いなし!

〇参考にしたサイト

Negrita official:https://www.rhum-negrita.com/our-saga/

DOVER LTD:https://www.dover.co.jp/


-ラム酒の紹介
-,