 とは？ ヒマラヤ山脈の近くで造られるネパール産のラム酒です。 1959年に設立したネパール蒸留所 (The Nep){kind=link}
この記事ではククリラムについて紹介しています。
この記事はこんな人におススメ
- ネパールがとにかく好き
- ラム酒が好き
- ネパール旅行のお土産に悩んでいる
- ククリラムについて知りたい！
ククリラム (Khukri rum) とは？
ヒマラヤ山脈の近くで造られるネパール産のラム酒です。
1959年に設立したネパール蒸留所 (The Nepal Distilleries Pvt. Ltd) がククリラムを誕生させ、現在に至ります。
ククリラムの経歴は輝かしく、1983年には世界のコンペティションにて金賞を受賞し、2020年にはロンドン スピリット コンペティションにて金賞を獲得しています。
2018年には更なる需要に応えるべく蒸留所の設備を強化し、今後の成長も期待されています。
ククリラムの由来はククリ刀
ククリ刀とは、刃が内側に湾曲したネパール伝統のナイフのことで、インドでも使用されています。
ネパールでは山岳民族から構成されたグルカ兵という世界最強の傭兵が存在し、彼らがククリ刀を使用していることから、ククリ刀がネパールの象徴の一つとして扱われています。
また、農業や祭礼などにも使用しているので、馴染みがあり、ククリ刀の形をしたラム酒のボトルもあるので、ネパールでの人気もうかがえます。
因みにグルカの名前のビールもあるので、グルカ自体もネパールでは人気のようですね。
ククリラムの製法
ククリラムの製造は伝統を大切にし、原料のサトウキビはネパールの南にあるテライ地域産を使用しています。
このサトウキビから得た糖蜜と、ヒマラヤの新鮮な水と高品質な酵母を加えて、サトウキビを数度のアルコールに変換します。
出来たサトウキビジュースを連続蒸留器で蒸留し、濃度を高めていきます。
次にネパールの10種類のスパイスとその他の材料をそれぞれ熟成させてから、風味をつけることで、独自な味わいに仕上げています。
熟成が終わった後は、伝統的なカラメル化の方法を用いて、ラム酒の風味をより高める工夫もしています。
ネパールは気温が低いので長期熟成を行い、それぞれの熟年年数の原酒をブレンドしてククリラムを完成させます。
ククリラムの種類
ククリラムの種類は4種類あります。
- コロネーションラム
- XXXラム
- スパイスドラム
- ホワイトラム
コロネーションラム
1974年の戴冠式を祝うために生まれたのが、このククリ刀の形をしたラム酒で、一番最初のコロネーションラムは国王に贈呈されたというストーリーがあります。
唯一無二のボトルデザインなので、一度見たら忘れないこと間違いなし！また、1983年と2002年のラム酒品質大会にて金賞を受賞しているお墨付きです。
コロネーションラムの詳細
| 価格 | 2800円程 |
| 容量 | 375 ml |
| 度数 | 42.8 % |
XXXラム
樽には現地のサラソウジュを使用しているので、自然な味わいも楽しめます。
ボトルのキャップの部分はククリ刀を連想させるデザインが特徴的です。
XXXラムの詳細
| 価格 | 2600円位 |
| 容量 | 750 ml |
| 度数 | 42.8 % |
ククリラム スパイスドラム
2008年に生まれた比較的新しいラム酒で、スパイスの香りが豊かな一本です。
ククリラム スパイスドラムの詳細
| 価格 | 2600円位 |
| 容量 | 750 ml |
| 度数 | 42.8 % |
ククリラム ホワイトラム
恐らく日本では販売していないと思うのですが、ネパールへ行ったときに、町の酒屋で売っていました。
ククリラム ホワイトラムの詳細
| 価格 | 2200円位 （2290ネパールルピー） |
| 容量 | 750 ml |
| 度数 | 40 % |
レビュー
ネパールへいったらこのククリラムをお土産として購入することをお勧めしますが、コロネーションラムは1.2kgほどあるので、持ち帰るのにはちょっと苦労しました。飛行機で割れないかも心配になってしました。。が思ったより頑丈で無傷でした。
日本では楽天でコロネーションラムが3800円（送料込み）ほどで購入できそうなので、現地で安く2800円で買うか日本でちょっと高めに買うかは人それぞれですね。
因みに現地でコロネーションラムを購入したときは、箱付きでネパールのお土産には嬉しい限りです。
日本で購入すると箱がついてくるかは不明なので、その点はご自身でご確認するようお願いします。
XXXラムとスパイスドラムは、それぞれ180ml や375mlの小型サイズのボトルもあるので、無理せずそっちをお土産にするのも良いかと思います。180mlの値段は625ネパールルピー（650円程）でした。
飲んでみた感想
コロネーションラム
コロネーションラムは取っ手の部分が取り外しできるようになっています。
注ぐとラム酒によくあるバニラの香りとちょっとドライフルーツの香りがあるように感じます。いい香りです。
ストレートで飲んでみると、少し甘めで口の中に味わいがしぶとく残る濃厚なラム酒でした。
ネパールは寒い地域なので、この濃厚なラム酒が身体を温めてくれると考えるとホットカクテルにも相性がいいかと思います。
かなりまっすぐなラム酒なので、ソーダ割りやロックが個人的には好きでした。
ククリラム スパイスドラム
まず開けた時の香りが豊かで、分かりやすく説明するとコーラに近い風味でした。
飲んだ時にピリッとするスパイス感があり、ユニークなラム酒かと思います。
ユニークなラム酒なので、ソーダ割りでいつもと違ったスパイスハイボールを楽しみ、スパイスの異なった副材のコーラ、ジンジャエール等と割って飲むのもありですね。
コロネーションラムとは逆にホットカクテルにすると風味は良い方向に変わるのですが、スパイス感が薄れるのであまりお勧めはしません。
スパイスがあると若干飲みやすい印象がありますが、42.8％とアルコールは高いので、薄目で飲んでも味は丁度よかったです。