この記事はこんな方におすすめ
- 放置してたラム酒を飲んでもいいのか知りたい!
- ラム酒を買ったけど、開けたらいつまでに飲めばいいのか知りたい!
- ラム酒の保存方法についてどうすればいいのか分からない。
ラム酒の賞味期限や消費期限はいつまで?
結論からいうと、未開封のラム酒は数十年は長期保存ができます。
アルコール度数が高いので腐りにくいので、ボトルにも賞味期限や消費期限の記載はありません。
理由としては、ラム酒が蒸留酒というアルコールが極めたて高い部類のお酒だからです。
アルコールが高いと雑菌などが繁殖する原因が含まれていないので、長期保存が可能になります。
そういった理由から、ラム酒のようなお酒は、食品表示法により、賞味期限や消費期限の記載を省略してもいいと定められています。
一方で、アルコール度数の低いビール等は賞味期限の記載があり、製造から9か月を目安に設定されています。
とはいえ、
ラム酒は美味しく飲める状態にブレンドされて出荷されており、瓶の中のラム酒は熟成はしません。
長期保存が可能だとしても、出来る限り早く飲んでいただくのが理想的です。
では、次に気になるのが開封してからはどのくらい持つのでしょうか?
ラム酒を開封してからいつまで飲める?
開封してからは半年までに飲むのことが推奨されています。
これについては諸説がありますが、適切な保存方法で、半年以内であればラム酒の味の変化がなく楽しめるということです。
ただ、飲めるか飲めないかでいうと半年を過ぎても普通に飲めます。
しかしこれは、日に日に劣化するという意味なので、明確な賞味期限や消費期限はありません。
なぜ、未開封だと数十年も保管できるのに、開封したとたん保存期間が短くなってしまうのでしょうか?
その理由は2つ
- 開封後は酸化が進むので、どうしてもラム酒本来の味と香りが変わってしまう。
- アルコールは水よりも蒸発しやすいので、どうしても味のバランスが変わってしまう。
これらの理由からラム酒の味に深刻な影響をあたえます。
つまり、酸化や蒸発が発生しやすい環境で保存しておくと、その分早く劣化してしまうということです。
では一度開封したラム酒をどうすれば長く保存できるのでしょうか?
ラム酒の保存方法はどうすればいいの?
ラム酒の保存方法で気を付ける点はこの5つです。
未開封でも開封済みのラム酒も、これらのポイントが非常に重要です。
ポイント
- しっかりと蓋をする
- 空気の面積が少ない容器で保存
- 保存場所は日が当たらない涼しいところ
- 香りが移らないようにする
- 立てて置く
しっかりと蓋をする
空気と触れることで風味やバランスがかわってしまうので、蓋をしっかりと閉めます。
蓋がコルクの場合は、コルクが収縮してしまい、隙間ができてしまうことがあるので、スクリュータイプの蓋よりも早く飲んであげることをおすすめします。
空気の面積が少ない容器で保存
飲んだ後は、小さいボトルに移し替えてあげると、空気と触れ合う面積が減るので酸化を防ぐために効果的です。
保存場所は日が当たらない涼しいところ
日光が当たってしまうと、温度が上昇する為、アルコールが蒸発し風味が飛んでいってしまいます。
香りが移らないようにする
芳香剤やお香などの香りがボトル等に染みついてしまうと、せっかくのラム酒の上品な香りが楽しめなくなってしまいます。
開封前もですが、開封後はより意識をしたいものです。
また、冷蔵庫は涼しくてよい場所と思いがちですが、野菜やお肉の香りなどが移ってしまいますので適していないです。
立てて置く
横にすると、コルクの香りがラム酒に移ってしまうこともあるので、なるべく立てて置くのがベストです。
蒸発したらラム酒は酢になるのか?
蒸発したら酢になるのか?という質問が多くあるのですが、なりません。
本来酢酸発酵を行うと液体は酢になるのですが、酢酸菌はアルコール7%以下という限られた条件でしか生きられません。
日本酒では蓋をあけておいて放置すれば、酢になっている!なんて話は聞いたことがありますが、ラム酒のような蒸留酒ではそうはなりません。
まとめ
ラム酒の賞味期限や消費期限は、ボトルに記載しなくてもいいので、期限がとてもあいまいです。
まとめると下記のとおりです。
消費期限:アルコールが高いので、栓を開けるまでは数十年の長期保存が可能
賞味期限:開封後から基本的に半年から1年ほどを目安に
開封後に重要なのは、ラム酒の保存方法で主に下記の5つに気を付ける必要があります。
まとめ
- しっかりと蓋をする
- 空気の面積が少ない容器で保存
- 保存場所は日が当たらない涼しいところ
- 香りが移らないようにする
- 立てて置く
ただし、いくら保存に気を付けたとしてもラム酒は劣化はしてしまうので、開封後の一番美味しい時期に飲み切ってしまいましょう。