この記事ではそんな疑問にお答えします。
また、バンクスラムを実際に飲んだ感想もしていますので、ラム酒選びの参考になれば幸いです。
Joseph Banks Rum / ジョセフ・バンクス・ラムとは?
ジョセフ・バンクス・ラムは2008年に創業した新しいラムメーカーです。
日本ではまだまだ知名度が低く。WEB上でも情報があまり見つかりませんね。
バンクス・ラムの特徴は世界各地の厳選されたラム酒を贅沢に融合させるブレンドにあります。
主なラインナップは二種類で、そのどちらも五ヶ国以上のラム酒をブレンドしています。
複数の原酒の個性を残しつつブレンドしているので、複雑な味わいの中から個性を見つけるのも楽しい一本ですね。
ジョセフ・バンクス・ラムについて、さらに詳しく紹介していきます。
ジョセフ・バンクス・ラムの歴史
ジョセフ・バンクス・ラム社は2008年に創業しました。
設立者はアルノー・タービュック氏という人物で、マスターブレンダーも兼任しています。
アルノー・タービュックはアンゴスチュラグループのCEO、コニャックのThomas Hine&Companyの社長、Premier Wines&Spiritsのカリブ海地域の元マネージングディレクターの経験があり、ラム酒調達の能力がありました。
過去の経験をいかし、アルノー・タービュック氏は長年の夢であったラム酒を作る為、世界各国のラム酒を集めブレンドしました。
こうして誕生した夢のラム酒はジョセフバンクスの名前と共に、世界中のラム愛好家から評価されています。
時は流れ2015年に、ジョセフ・バンクス・ラム社はバカルディ社に買収され、現在はバカルディ社のウェブサイトでラインナップを確認できます。
名前の由来は18世紀の植物学者ジョセフ・バンクス卿
ジョセフ・バンクス の名前の由来は、18世紀キャプテンクックと一緒に探検した植物学者ジョセフバンクス卿からとっています。
ジョセフバンクス卿はオーストラリア、南太平洋の島々やジャワ島などから新種の植物を、西欧に紹介したはじめての人物で自然界の父と呼ばれている偉大な人物です。
また、イギリスにあるキューガーデン(正式名:キュー王立植物園)の園長をしており、世界中に散らばる新種の植物を探すべく世界中に学者を派遣し、世界でも名だたる植物園の一つに成長させています。キューガーデンは2003年にはユネスコ世界遺産にも指定されています。
ラム酒のボトルの細部にジョセフバンクス卿の文字が印字されている。
そんな、世界中を冒険したジョセフバンクス卿にインスピレーションをうけ、ジョセフ・バンクス・ラムという名前になりました。
ジョセフバンクス卿のように世界中から集めたラム酒を飲めるなんて、とても贅沢ですね。
ラインナップ
ジョセフバンクスラムのラインナップは主に2種類あり、ホワイトラムとゴールドラムです。
まれに、限定品も販売しているのでWEBで検索すればすぐに見つかります。
どのラム酒も世界中から厳選したラム酒をブレンドしているので、複雑な味わいから個性を見つけるのが楽しめます。
・バンクスラム5アイランドブレンド・Banks5 Island Blend
【原酒生産地】ジャマイカ・ガイアナ・ジャワ・バルバドス・トリニダード
【容量】700ml
【アルコール度数】43%
【ネット価格】約3500~5000円
・バンクスラム7アイランドブレンド・Banks7 Island Blend
【原酒生産地】パナマ・グアテマラ・ジャマイカ・ガイアナ・ジャワ・バルバドス・トリニダード
【容量】700ml
【アルコール度数】43%
【ネット価格】約4000~5500円
バンクスラム5アイランドブレンド・Banks5 Island Blend
5つの島の6つの蒸留所から厳選した21種類のラム酒をブレンドしています。
ジャマイカ:ポットスチルの特徴ともいえる芳香
ガイアナ:トロピカルなフルーツの深み
ジャワ:スパイス
トリニダード:ブラックストラップモラセスのヒント
バルバドス:黄金のラム酒が熱意を加える
上記は以前公式ホームページに載っていた情報です。様々な個性が隠れているので、その味わいに深みが自然と表現されています。
バーボン樽で数年熟成後、木炭で濾過されて色はホワイトになっていますが、香りと風味は残したままの味わいです。
一つ気になったのが、バルバドスの特徴にある熱意。。。この意味はなぞですが、恐らくこの熱意がなければ、Banks5は完成しなかったということでしょう!
バンクスラム7アイランドブレンド・Banks7 Island Blend
7つの島の8つの蒸留所から厳選した23種類のラム酒をブレンドしています。
ジャマイカ:ポットスチルの特徴ともいえる芳香
ガイアナ:トロピカルなフルーツの深み
ジャワ:スパイス
トリニダード:ブラックストラップモラセスのヒント
バルバドス:黄金のラム酒が熱意を加える
グアテマラ:高地のサトウキビはトーストしたナッツの香り
パナマ:ウッディでドライ
上記は以前公式ホームページに載っていた情報です。様々な個性が隠れているので、その味わいに深みが自然と表現されています。
味わいは洗練されたあっさりめのラム酒です。
ラム酒独特の甘さが目立たなくなっていて、複雑な味と風味がジョセフバンクスラム独自のラム酒を完成させています。
もし、このラム酒をストレートで飲む場合は、アルコールの香り以外を探すように味わってみてください。
人によってはアルコールの好ましくない香りが印象に残ってしまっては、もう飲みたくない!などとなってしまいますので、ぜひ複雑な味わいを楽しんでみてください。
きっと、新たな発見があるはずです!